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減塩するなら注意したい調味料

料理をしていると塩って基本中の基本のようだけど、それほど使わないと感じたことはないでしょうか。わずかに数回軽く振るだけという方も多いかと思います。それなら、さまざまな機関が推奨する1日の塩分摂取量目安も簡単にクリアできるように感じますが、実際はそううまくいきません。

調味料に関していえば、基本的な塩以外にも、多くの塩分(ナトリウム)が含まれていることに注意したほうが良いでしょう。

例えば、醤油や味噌、コンソメ、ダシ、めんつゆ、ドレッシング、ソースなどは塩分が多いので、使い過ぎないように、使用前に栄養成分表に記載されている食塩相当量を確認するのが望ましいです。

減塩タイプを使う

最近では、健康志向の高まりを受けてか、基本的な調味料でも減塩タイプのものが発売されています。実店舗のスーパーによっては取り扱っていない場合もあるので、その場合はネットスーパーが便利です。減塩商品を専門に取り扱うネットスーパーもありますが、アマゾンなどでも簡単に手に入ります。

高血圧などで塩分が気になる方は、まず調味料を減塩タイプに切り替えることをおすすめします。ただ、減塩タイプに切り替えたからといって、ふんだんに使ってしまえば元も子もないので、切り替えたうえで、徐々に薄味に慣れていき、調味料自体の使用量を減らしていく方向に舵を取るのが良いでしょう。

醤油の扱いは慎重に

醤油は主役級の調味料で出番が多いですが、その塩分もずば抜けて多いです。どんなに工夫して減塩しても、醤油を少し使いすぎてしまうだけで、あっというまに塩分漬けになってしまします。

醤油のロングセラーである「キッコーマン しょうゆ」を例に取ってみましょう。栄養成分表を確認してみると、食塩相当量は15mlあたり2.4gです。もあります。15mlとは、要するに大さじ1杯です。

日本高血圧学会が推奨する1日の塩分摂取量が6グラム未満であることを考えると、やはり醤油の使用には慎重にならざるを得ませんね。

醤油は減塩タイプでも塩分が多い

醤油にも減塩タイプがありますが、醤油はそもそも塩分が非常に多いため、減塩タイプであっても塩分を摂りすぎてしまうおそれがあります。

例えば、「キッコーマン 減塩しょうゆ」は塩分50%カットで、15mlあたり1.2グラムです。普通のタイプと比べてだいぶ減りましたが、それでも塩分が高いことにはかわりないので、使いすぎないように気をつけたいところです。

醤油の代わりに塩分控えめな減塩めんつゆを

醤油は減塩タイプを使っても、やはり塩分が高いことは否めません。そんなときには、醤油の代わりに減塩タイプのめんつゆを使ってみてはどうでしょうか。

おすすめは塩分50%カットのヤマキの減塩だしつゆです。食塩相当量は、15mlあたり0.76グラムで普通の醤油の3分の1ほど。さらにこれはだしも含んでいる値ですので、減塩的には優れものです。

だしの味がしっかりきいているめんつゆで、すこし甘目の味付けになりますが、十分醤油の代わりになりますし、そもそも味も良いです。

減塩を始める方は、まず醤油を減塩めんつゆに代えてみてはいかがでしょうか。

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ナトリウム→食塩相当量 換算

食塩相当量は0gです。

栄養成分表とは?

一般消費者向けの加工食品や添加物に対して表示が義務付けられた栄養情報です。エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウム(食塩相当量で表示)は基本5項目として必ず表示しなければなりません。健康習慣をつけるには、まず栄養成分表を意識的に見るようにしましょう。

食塩相当量とは?

食品に含まれるナトリウムをすべて食塩由来とみなして食塩量に換算した値です。特に高血圧の場合には、食塩相当量に気を付けましょう。現在ではまだナトリウム表記のものもありますが、その場合は「食塩相当量(g)=ナトリウム(mg)× 2.54 ÷ 1000」で食塩相当量に換算できます。以下にナトリウム量(mg)を入力すれば、食塩相当量が算出されます。